20070629
島原新聞
紙で作った天の川なども
-アーケードに七夕飾り-
島原市のアーケード街に今年も七夕飾りがお目見え。
アーケードに華やかさを - と一番街青年部(出田崇部長)が
市内の団体の協力を得て続けている七夕飾りイベントで、
もう30年になる。

28、29日の2日間に16団体計約200人が参加して30本の竹に飾りつける。
長さ5メートルほどの竹は青年部の会員らが
市内の個人所有の竹林から切り出してきた。

初日は保育園や知的障害者施設の園児や利用者らが
思い思いの飾りを結びつけ、
青年部の会員が竹を持ち上げ支柱にくくりつけると、
園児らは七夕の歌を合唱し、買い物客からは歓声も。

このうち、聖和幼稚園の園児26人は
紙でつくった織姫と彦星や天の川などをくくりつけたほか、
「自分のことだけでなく、世界のことを考えてみて」と先生の教えを受け、
「世界のみんなが仲良く平和でありますように」、
「家族や友達がみんな仲良くなりますように」、
「戦争がなくなりますように」などと
願いごとを書いた短冊を結びつけていった。

出田部長は
「子どもたちの力作が多くてお客さんからも好評を得ている。
続けることができたのは団体の皆さんの協力があったからこそ。
来年以降も取り組み、40、50年とずっと続けてゆきたい」
と話した。

飾りは7月9日まで商店街を彩る。

[2007/06/29:島原新聞]